おはようございます!はなこママです。
仮想通貨がもらえる次世代SNS、「Sola」がユーザー数を伸ばしています。
次世代SNSについては、別記事で5つほど紹介し、登録できるものを現在体験中なのですが、数ある次世代SNSのなかでも、突出して「居心地がよかった」ので、その理由とSNSの未来について考察したいと思います。
(先に少し触るとわかりやすいのでよかったら→「Sola」登録ページ)
次世代SNS「Sola」は、仮想通貨がもらえるミニブログ
「Sola」は2014年にスタートしたplagというSNSをを仮想通貨がもらえる仕様にアップデートされたサービス。現在80万人以上の利用者がいます。
投稿は「カード」と呼ばれ、短い文や画像や映像を投稿する、ジャンルとしてはミニブログに分類されるものです。
「Sola」公式ページ:https://sola.foundation/
ミニブログジャンルのSNSといえば、Twitterが有名ですね。
仮想通貨がもらえるSNSは他にもいくつかありますが、ミニブログ系の次世代SNSは私が確認した範囲では、「Sola」だけです。
Twitterへのアンチテーゼ!?「Sola」の3つの特徴
「Sola」はそのTwitterへのアンチテーゼとも思える、3つの大きな特徴を持っています。
- フォローという概念がない
- タイムラインという概念がない
- 拡散にチップが必要
もはやTwitterにケンカ売ってるのかというレベルで逆方向を向いております 笑
フォローという概念がない
「Sola」にはフォローという概念がありません。流れて来るカード(投稿)はAIによって選ばれて表示されます。
そのため、登録して最初に投稿するカードであっても、必ず誰かに見てもらえる仕様。
アカウントを作って、まず「相互フォロー」してくれる相手を探すような、レベル上げ作業が必要がありません。
フォロワーいう概念をなくして、初期ユーザーの投稿も対等に扱う。
その思想は、閲覧画面に象徴されています。
まず、画面いっぱいにコンテンツ。その下に、控えめに投稿者名があります。
画像コンテンツだと、インスタグラムに似ていますね。
コンテンツが主役で、アカウント名は署名程度の扱い。アイコンが先頭に来るTwitterとは対照的。facebookもインスタグラムもアイコンが先です。
このように、「Sola」は、投稿した個人に注目が集まりにくいという特徴があります。
あくまで主役は「コンテンツ」。
これは、次に説明するタイムラインという概念がないことにもつながっています。
タイムラインという概念がない
Twitterの投稿を見る画面は、「タイムライン」と呼ばれています。ユーザーがたくさんいる時間帯なら、滝のようにツイートが流れていく様を見ることもあり、渾身の一発を放っても、一瞬で滝壺行き(涙)になることも。
逆に、生活時間が他の人と違えば、これも悲しい「ひとりごと」になることがあります。発信のタイミング次第で、反応が変わるのはTwitterの大きな特徴です。
一方、「Sola」は「一画面一投稿(カード)」。
表示されたカードを、
・支持(投稿者にポイントを送って拡散する=エンドース)するか
・不支持(スキップ)するか
を上か下かのスワイプ(画面に指をすべらすアクション)で表明してはじめて、次の投稿が表示されます。
「Sola」では、即時応答のコミュニケーションはあまり重視されていません。
アクションはいつも自分のペースで、コンテンツに集中できます。
代わりに「Sola」が重視しているのは、コンテンツの「拡散力」。
「Sola」では、自分の投稿がどう拡散していったかを、カードごとに確認できます。
これ、本当は動画で見られるのですが、かなり楽しいです。
こうした画面は、Twitterをはじめとした、他のSNSにはありません。
この「拡散」へのこだわりは、次の特徴へとつながります。
拡散にチップが必要
Twitterでは、有名人の魅力的なツイートや情報をリツイートすることで、その有名人に関心を持っている人の目に触れたり、「虎の威を借る狐」的なメリットを受け取ることができます。
キュレーション(情報を集めて選んでまとめる)で、まとめサイト的なポジションを確立しているアカウントも多くあります。
RT(リツイート)魔、TL(タイムライン)汚し、などといやがる人もいますが、これはTwitterの長所でもあり、アカウントの価値を高めるうえでも効果的なアクションです。
「Sola」にとっても「拡散(エンドース)」はとても重要な概念です。
拡散するかしないかを選ばなければ次のカードが見られません。
拡散自体が、閲覧行為の一部になっています。
Twitterと違うのは、この拡散するアクションに「対価」が必要なことです。
投稿へのコメントや「いいね」にもポイントを消費します。
拡散に自分のコメントを載せることはできず、単に投稿が見知らぬ誰かに発信されるだけ。誰が拡散したか、コメントやいいねをしたかという記録は残りますが、それだけです。コストはかかるけれど、特にリターンはない、純粋な評価行為としてデザインされています。
拡散されると、カードの下の方に表示された回数が加算されます。拡散時に支払われたポイントは、翌日にSOLという仮想通貨に変換され、投稿したユーザーに送られます。
過去に獲得したSOLの残高は、アカウントの紹介ページに表示されますが、これは、あくまでコンテンツへの評価です。
フォローに近い概念である、「あなたの投稿の優先度をあげているユーザー」(設定するとそのアカウントの投稿が表示されやすくなる=あなたの投稿を好んで見ようとしてくれている人)の数は、設定された本人以外には見えません。
このように、「Sola」は個人より「コンテンツ」が主役のSNSです。
フォロワー数という指標で価値を個人に保存するTwitterとは、真逆のスタンスなのです。
「Sola」はSNS界のオアシスとなっている
Twitterに代表される、現代主流のSNSのあり方とは全く違う方向性を持つ「Sola」。
既存のSNSと比べて「ほっとする」「居心地がいい」「ゆるさがたまらない」といった声が綴られたカードが何度となく流れてきました。
私も同感です。今、「Sola」は大都会に疲れた社会人の避暑地のような、SNS界のオアシスとなっています。
理由1:キャラ作りという重荷がない
「Sola」がSNS界のオアシスとなっている理由は何でしょうか。
それは、個人が主役じゃないために「成功したい人たちの道具」になりにくいからです。
SNSは、いまや成功を目指す人たちには欠かせないツール。
役に立つ情報をシェアして信頼を獲得したり、私生活をチラ見せして距離を縮めたり、見込み客を獲得する窓口にしたり。フォロワー数で知名度をアピールすることもできます。
SNSで成功する方法はシンプルです。
ターゲットのペルソナ(どういう人物に情報を届けたいか)を具体的に定め、ぱっと見でわかるキャラクターを作り、それに合う内容だけを定期的に発信すること。
たくさんのアカウントがひしめくなかで選んでもらうには、分かりやすさが必要だからです。こうした工夫は、個人アカウントでも盛んに行われています。
一方、コンテンツが「主」である「Sola」の場合、こうした戦略はいりません。
今日食べたもの、考えていること、仕事での出来事…。すべてバラバラのカードで投稿すれば、関心を持ちそうな相手をAIが選んで、自動的に送ってくれます。投稿に一貫性を持つ必要がないのです。
投稿を整理しておきたければ、Twitterのタグ付け機能のように、特定の話題だけを投稿する「チャンネル」を選んだり、作ることもできます。
タグと違ってアカウントと同じような「顔」となる画面があったり、チャンネルにも優先度が設定できるあたり、より地位が高い印象です。
話題の一貫性をチャンネルが引き受けてくれるので、ユーザーはキャラ作りから解放され、その時の気分に応じて好きな話題を投稿することができます。
この気楽さは、一度味わってしまうと、たまりません。
理由2:「普通の人」にはやさしいけれど、「プロ」には厳しい
「Sola」では、投稿が拡散されると仮想通貨SOLをもらうことができます。
一方Twitterでは、どんなにバズっても、発した本人が注目をお金に変える導線を持っていない限り、一銭にもなりません。
儲かるのは、その記事でアクセスをあつめることができるSNSの運営元と、それを引用して拡散した自分のビジネスを持つアカウント、その現象を取り上げて記事にしてアクセスを集める人たちです。
このことについて、「Sola」はアプリ最初の立ち上げ画面で問題提起しています。
「Sola」では、バズったコンテンツがあれば、マネタイズの導線を持たない普通の人であっても、翌日に報酬が支払われます。
フォロワーを自分のブログに誘導して、アフィリエイトのリンクを踏んでもらうとか、メルマガや有料グループに登録してもらう必要もありません。
一方で「Sola」には、「プロ」がリターンが得にくい仕組みがあります。
「Sola」では拡散されると報酬を得るのとは反対に、投稿するには、ポイント(AP)が必要です。
APはデイリーボーナスとして、毎朝ログインするたびに配布されますが、投稿毎に消費量が増えるため、数回分にしかなりません。
アフィリエイトリンクは、規約で禁止されています。チャンネルも1つしか指定できないので、インスタグラムのように、大量のタグ付けをして、露出チャンスを増やすこともできません。
ユーザーよりコンテンツに注意がいくので、早くから参入し、たくさん投稿しても、特定のアカウントがTwitterで得られるようなパワーを持つことは難しいと思います。
これは、開始して3日目のデイリーボーナスの画面です。この日はちょっと反応が多いカードが出たので、比較的多くもらっています。
1SOL=10〜20円(2018年2月現在)。
この画面を参考に、1日5SOL稼いだとして、一年で1825SOL。一番高く見積もっても、年で36500円。
普通の人のお小遣いにはうれしいですが、仕事としては成り立たない金額です。
マネタイズしにくく、稼げる通貨の量も少ない。ビジネス目的の人にとっては時間を割く価値を見出せないでしょう。
「プロ」が定着しないから、競争も起きにくい。
それが、「Sola」の居心地の良さにつながっています。
「Sola」は「普通の人々」のためのSNS
インフルエンサーでもビジネスマンでもない、「普通の人」のためのSNS。
その理念は「Sola」のアプリ紹介画面で、はっきりと示されています。
「普通の人々によるやりとりや拡散」
アプリ紹介の1枚目の画像として持ってきていることからも、強く意識されていることは間違いなさそうです。
「普通の人」とはどんな人を指しているのでしょう。
「Sola」が既存のSNSに背を向けていることから察するに、ここでいう普通の人とは、SNSを活用して「個人への価値の保存」をしていない人、と言えそうです。
成功者への道は、穏やかな生活と引き換えです。人脈にならない友人とは距離を置き、余暇も勉強に費やします。日々の食事も、食べる喜びそのものではなく、健康の維持にプラスかどうかが選択の基準です。写真映えさえも最近は考慮していることでしょう。
それは、今手持ちの幸せを目の前の人と今すぐに消費せず、自分への投資に回すことで、レバレッジをかけて回収する、一種のゲームです。
成功者として社会で知られている人は、こうしたゲーム的な生活が好きな人です。一見「ていねいな生活」を牽引しているインフルエンサーであっても、同じだと思います。
このタイプの人たちに自己実現の場を提供し、ユーザーから注目を集める投稿をしてもらうことで、広告主から利益を得る。これが、今のSNSの経営モデルです。
「普通の人」は、広告を見る人の数=「金を生む木」の葉っぱ一枚一枚としてしか扱われていません。無償で情報や娯楽を提供しているのだから、それが普通の人にとっても利益はあるだろう、というわけです。
もちろん、それは嘘ではありません。
しかし、この状況をフェアではないと考え、「普通の人々」にも、きちんと対価を支払うべき、と「Sola」は主張しています。
「普通の人」の価値は上がっている
SNSでは軽く扱われてきた「普通の人」ですが、実はその価値は、年々上がっています。
広告塔としてインフルエンサーが重宝がられるようになったのも、この「普通の人」の価値の上昇が土台にあります。
「普通の人」の価値が上がった理由。その答えは、「時間」の価値の急騰です。
「普通の人」を集めるために使われてきた無償で提供される情報や娯楽。それはIT革命で誰でも発信できるようになったことで、無数に増えてしまいました。
情報や娯楽は組み合わせによって作り変えることができるので無限です。一方、それらを消費するために必要な時間は有限です。価値というものは溢れれば下がり、足りなければ上がるもの。
そのため、時間の価値は上がり、その時間を消費する側の「人」の価値も上がったのです。
「Sola」がSNSに持ち込んだ、「認知」という最も希少な資源
「Sola」では、この情報を消費する最小の単位である「認知」に価値を与えています。
情報を元にどのような行動をするかに至る前の最初の段階、それ自体を「最も希少な資源」として位置付けています。
「認知」=認識すること
それは、リンゴを見て「あれはリンゴ」だ、と存在に気づくことです。
量子物理学で、「人間が観測するまでこの世は現実には存在しない」という話がありますが、いくらブログを書いて、サーバー上に情報を格納しても、誰かが「認知」して(=見て)くれない限り、ネット上には存在するとは言えませんよね(それが、この記事のことでないことを祈ります)。
「認知」は、すべてのはじまりです。
個人情報に価値がついて取引されるのは、DMなどを送って「認知」してもらうチャンスが手に入るからです。ポイントサイトでも、広告視聴で1ポイント付与など、認知そのものに対価を払う動きがあります
「Sola」は、この「認知」を資源として、SNSに取り入れています。
おそらく、その資源を提供する報酬が、デイリーボーナスで配布されるアクションポイント(AP)です。閲覧行為が基本ポイントに加算されていることからも、それが伺えます。
ただし、これには換金価値はありません。「稼げる」ことで注目されている仮想通貨のSOLは、それを使って投稿し、評価されることで手に入れることができます。
私はこのサービスを使い始めたとき、なぜAPとSOLとの二種類の単位があるのか疑問だったのですが、
従来のSNSから存在する「システムへの貢献」=SOLと、
新しく価値として取り入れた資源である「認知への報酬」=APを、
同列に扱うことはできないからではないか、と気がづきました。
どちらか一方では、ログインだけしたり、記事をコピペで量産したりというスパム的な方法ができてしまいます。
しかし、資産を二種類に分けていることで、これを防ぐことができるのです。
・ログインしてAPだけ貯めても、価値ある投稿をしなければ換金できません。
・APは有限なので、数撃てば当たる方式でリターンを待つことはできません。
これは、とてもよくできた仕組みだと思います。
2018/2/22に、連続投稿するたびに必要になるAPの上昇率が上がりました。公式からのアナウンスはありませんが、投稿数が増えたための調整と思われます。仮想通貨ではありませんがAPの価値も固定ではないようです。
「Sola」というあたらしい潮流のはじまり
既存のSNSの潮流を逆走する、オルタナティブなTwitterとも思える次世代SNS「Sola」。
調べて考えるほど、新しい発見があり、記事をまとめるのに5日もかかってしまいました。
タイムバンクやVALU(※)のような、SNSの実績で個人を評価する流れが加速するなか、成功者のゲームを無視する「普通の人」に最適化した SNSが現れたことは、注目に値すると思います。
どちらも仮想通貨を通じて、個人の価値を株式のように売買するサービス。
売り手になる(上場する)ためには、SNSでの影響力(≒フォロワー数)が一定の基準に達している必要がある。
SNSでの評価が、学歴や所属組織に勝る信頼の証としての地位を確立した象徴にもなっている。
ちなみに、はなこママ程度のブロガーでは上場できません。Twitterであれば1500人以上のフォロワー数が必要らしいです。
VALU:https://valu.is/
タイムバンク:https://timebank.jp/
もしかしたら、インフルエンサーの価値を最大化する流れが極まった後には、「普通の人々」の時代が来るのかもしれません。
まだまだマイナーなSNSです。アップデートで検索ができるようになったようですし、自由度が高まるなかで、変わっていく部分もあるかもしれません。SNS上でも、問題点などを含め、意見が活発に交わされています。
今回の記事は、7日間使った状態での感想ですが、ぜひ今後も使い続けたいSNSだと思いました。これからもカードを重ねながら、楽しみたいと思います。
SNS界のオアシス、「Sola(ソラ)」。
名前の軽やかさに違わず、とても居心地がいいですよ。
あなたのカードと巡り合えることを、楽しみにしています。
ではまた後ほど^^
「Sola」については、書きたいことはまだまだたくさんあるので、使い方などはまた別記事で取り上げます。(2018/2/24追記;↓初心者向けの登録〜使い方の記事書きました!)
【仮想通貨がもらえるSNS】「Sola」の特徴・SOLが買える取引所 登録方法までを初心者向けに解説するよ!
2018.02.24最後まで読んでいただいたことに感謝いたします。
貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました!