投資のアノマリーを知っていますか?
アノマリーとは、「よくわからないけれど、何故かこうなる」という経験から導かれた法則のこと。
投資の世界には、こうしたアノマリーを含む格言も多いのです。
投資の道は神秘に通ず!?
アノマリーの中には、論理では説明できない、非科学的に感じられるものも多くあります。
ビジネスや投資の世界には一見不似合いのように感じられますよね。けれども、トイレ掃除のジンクスは有名で、多くのカリスマ経営者が実践しています(パナソニックグループの創業者の松下幸之助、楽天の三木谷浩史など。イエローハットの鍵山秀三郎はトイレを素手で磨くことでも有名)。
わたしはトイレ掃除は今だに苦手ですが、ビジネス書や投資の本が好きで、一時期片っ端から読みまくったところ、最終的に、スピリチュアル系の本棚に到着(※)してしまいました。
あらゆる知識や技術は、極めると真逆の境地に辿り着いてしまう…、あるいは真逆のように見えてしまうよくあります。
優秀な経営者ほど、ジンクスに敏感だったり、実は占いや神がかったものがお好き、というのはよくありますね。これには別の理由もありますが。
「投資の道は神秘に通ず」なんて、摩訶不思議なお話ですが、このところのビットコインの狂乱相場は、あるアノマリーに見事に合致しているのです。
満月と新月のアノマリー
満月と新月は相場の転換点となりやすいと言われています。
前回の満月は1/31。皆既月食でした。皆既月食の別名は「ブラッドムーン」。
ビットコインはこの翌日の2/1に大暴落をしました。
過去もちょっと遡ってみましょう。
2018/1/17 | 新月 | 前日16日に大暴落、17日当日が底 |
2018/1/2 | 満月 | 4日後の1/6に天井1/17 |
2017/12/18 | 新月 | 1日前の17日に天井(12/25に底) |
2017/12/4 | 満月 | 2017年最高値で天井、翌日大暴落(12/10に底) |
見るも恐ろしいスピード感ですが、前後数日を含めると、大暴落が起きるか天井(v)をつけてていることがが分かります。
これをどう見るかはあなた次第ですが、これからデビューしたい、買い増したいと思っている通貨があるなら、マークしておく価値はあるかな、と思います。
次の新月は2/15。コインチェックの対応次第で、ここも相場が動きそうなタイミングですね。
その他ビットコインにも当てはまりそうなアノマリー
1月効果
12月末から1月の第1週まで、株価は上がるというアノマリー。
今年のビットコインも当てはまっています。
去年も1/4に天井をつけて、翌日に暴落しました。
ビットコインの場合、その後の1月中旬に大暴落するという独自のアノマリーも持っています。
BTC/USD mid January dips
2015 Jan 13-14th = -43%
2016 Jan 8-16th = -22%
2017 Jan 5-11th = -32%
2018 Jan 7-16th = -35%
— Crypto Wizard💸💎 (@BadrCrypto) 2018年1月17日
「戌亥の借金、辰己で返せ」
戌亥の年は底値(一番安い値をつけること)になりやすく、辰巳の年は天井(一番高い値をつけること)になりやすいという意味。
「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」
という有名な文句のからくる格言です。
ビットコインの歴史に当てはめてみましょう。
丑年[うし] | つまずき | 2009年 | ビットコインの最初のブロックが誕生 |
寅年[とら] | 千里を走る | 2010年 | 最初のビットコイン決済〜取引所開始 |
卯年[うさぎ] | 跳ねる | 2011年 | TIME誌に載る〜急騰〜取引所Mt.GOXハッキング事件 |
辰年[たつ] | 天井 | 2012年 | 最初の半減期 |
巳年[へび] | 天井 | 2013年 | キプロス危機で急騰〜初ATM〜初のNHK特集〜急騰 |
午年[うま] | しり下がり | 2014年 | Mt.GOX閉鎖 日本でも取引所開始 |
未年[ひつじ] | 辛抱 | 2015年 | Mt.GOXの経営者逮捕 |
申年[さる] | 騒ぐ | 2016年 | 二度目の半減期 |
酉年[とり] | 騒ぐ | 2017年 | 2013年以来の最高値 |
過去の暴騰の年は「跳ねる」「天井」「騒ぐ」と、だいたい当てはまっているようですね。
戌年の今年は「笑う」です。
ビットコイン自体の法則として半減期(※)の翌年に暴騰する傾向があります。
ビットコインのシステムを続けるために必要なマイニング(通貨の取引の記録が正しいかを確かめて、記録するお仕事)。報酬が半分になってしまうタイミングのこと。
半減期のたびに報酬は減る。現在は12.5BTC。報酬は、一定の量の取引を記録できる単位=ブロックが1つ作られるごとに支払われていますが、大きさは1MBと決められており、1つできるのにだいたい10分かかる。
半減期は21万ブロックが生成された時に訪れており、だいたい4年ごとに起きていますが、利用者が増えたことで、そのスピードは徐々に早くなっている。
報酬が減るということは、新しく市場にでてくるビットコインの量が減るとということ。
そのため、半減期のあとは、短期では荒れますが、需要と供給の関係から最終的に価値が上がるのです(逆に、半減期の前は暴落する)。
3度目の半減期と予想されている2020年は子年[ねずみ]。「繁栄」の年とされてます。東京オリンピックも2020年ですね。
そして、その翌年の2021年で、ビットコインが誕生して初めて、干支を一周することになっています。ここは、「つまずき」なので、要注意。ビットコインも経験的に暴騰の翌年に大きく下げているので、当てはまりそうですね。
また、「戌亥の借金、辰己で返せ」という格言にある、次の辰年は2024年となっています。
2021年ごろの変化に気をつければ、いま資産がマイナスになっている方も、2020年、あるいは2024年ごろまで待つことができれば、プラスになっているかもしれませんね!
アノマリーを上手に活用しよう
自然界に季節があるように、人の作る世界にも、周期性=繰り返しがあります。
そして、その繰り返しとともに、命は育って行くことは、ママさんなら子育てで経験済みのはず。
「お姉さんになったなあ」と感心していたら、急に赤ちゃん返りしたりってのもあるけど。
仮想通貨の長期投資。淡々と積み立てるのも一つの方法ですが、買うタイミングが良ければ、リターンも早くなります。ぜひチェックしておきましょう!